皆様、だんだんと冬の訪れとともに寒くなって参りましたが、いかがお過ごしでしょうか? 晩秋から冬にかけては空気が乾燥し、水蒸気による大気のゆらぎが少なくなり、晴れた夜は澄み渡り星空観賞にぴったりの季節となります。 |
今回は、冬の星座の代表でもあるオリオン座についてご紹介いたします。
オリオン座は、狩人オリオンの雄大な姿をモチーフとした、冬の代表的な星座です。全天でいちばん名の知られた星座でもあります。
同じような明るさの「三ツ星」が綺麗に並び、その周囲を4つの星が取り囲む、特徴的な形をしています。
三ツ星を頼りに、南の空を探せばすぐに見つかるでしょう。
ギリシャ神話では、オリオンは、海の神ポセイドンの子で優れた猟師だった。
「この世に自分が倒せない獲物はいない」と驕り高ぶり、地中から現れたさそり(さそり座)に毒針で刺し殺された。
その後オリオンとさそりはともに天にあげられ星座となった。
オリオン座は冬の間、空高いところで威張っているが、さそり座が東の空から上るとこそこそと西の空に沈む、と言われています。
何ともかわいそうなオリオンですが、夜空のなかでは全天一の有名人です。
ベルトに三つ星をピカピカさせながら南の空を駆けていく勇姿を見つけてみてください。